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2013 / 07 の記事
上級開講!
今日から「上級講座」が始まりました。 第1回は「日本留学試験」の読解、聴解の解説でした。
留学試験(特に読解)は時間がかなり限られた中で解いていかなければならない試験です。 そのため、どれだけ素早く、どこに着目し、的確に答えに結び付けられるか、の技術について、2時間の実習とフィードバックの中で 伝えていきました。 また、その問題を上手に解説していくだけでなく、どのように他の問題に活かすか、そこからの+αについて何をどう教えるか、 についても実際に解説をしてもらってからフィードバックしていきました。
テストの解説というのは集中力が途切れる授業にがちですが、できるかぎり集中させられ次につながる授業ができる教師に近づけたら嬉しいです。
N2文法と語彙の導入
N2の文法と語彙をどうにゅうしてもらいました。
N2の文法、機能語とされているものは似たものが多く、どう違うのか、話者自身のことか他のことか、後件の制約について、などとともに、どんなニュアンスなのかということは大切です。例えば批判的に言っているものがあったり、何かを強調しているなど、既出とはどこが違うかがポイントになります。また、会話に使うのか、論文に使うのか、小説に出てくる表現なのか(これはN1に多い)など、学生にぜひ知ってもらいたい要素が導入時に示されるべきでしょう。手引書だけでは要素は足りませんから、自分で例文をできるだけたくさん作ることをお勧めしています。
語彙は、レベルに依らず、コロケーションは重要です。似ている、または同じ意味の語でも、文の中に上手に生かして使いたいものです。学生が覚えよう、使おうと思うように導くにはどうすればいいか、考えてもらいました。
中級実習3回目
今日の課題は「日本語能力試験」N2の漢字・語彙・文法問題の解説。 日本語能力試験は留学生のほんとどが受ける(だろうと思う)とても大切な試験で、中級以降大きなウエイトを占めています。 でもなぜか養成講座ではあまり触れられていないようで、入ってこられたばかりの先生に聞いても、「名前は聞いたことありますが…」 くらいのことが多いです。
単に試験の解き方、解説の仕方、ですが、しっかり教えるポイントを押さえ、次に問題を解く時に活かせるように 教える必要があるので、実はなかなか考えることが多いんです。 その部分+どうやったら分かりやすく、やる気が続くように教えていくか、を演習で見ていきました。 改善個所は他の問題でも活かせることばかりなので、色々な問題にあたって、更に磨いていってもらいたいです。