日本語教師実践講座 第二回
二回目の今日は、それぞれ担当する四時間分の教案を提出して頂き、その中でもっとも大切な「基本文型の導入」を教壇で実演して頂きました。
皆さん、私が予想したより上手です。歯切れよく大きな声で板書しながらできました。とくに、文型が持つ機能の概念的な説明を上手にしている方がいらっしゃいました。
気になったのは、やはり助詞の言い間違い。頭で分かっていても、北海道に行きます、と言いがちですね、また、促音の「っ」を書く場所が微妙にずれて定位置に書けていなかったり(細かい事ですが)、一斉に言わせるときの指示がはっきりしないため、コーラスがばらばらになったりという、普段から自分が苦手と分かっている部分が、今日も惜しい失敗となるケースがよくありました。
また、前に教えた文型で今回とよく似ている形のものと、今回新たに導入するものの違いがはっきりさせられないという失敗もありました。例えは「V1て、V2て、V3ます」と「V1たりV2たりします」といったもの、「V!てV2ます」(手順)と「V1てV2ます」(付帯状況)などの混乱。あと少しの整理で、しっかり分かる授業になるのに、惜しいなと感じました。
本当に時間があっという間に過ぎてしまいました。