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実践講座 第六回 中級文法の導入と確認ポイント

今日も、すごい集中力を感じました。
何より、客観的に技術が向上していることを感じました。

フィードバックのために板書を残して頂いたので、三つの課題を説明するのにやや窮屈な思いをさせてしまいましたが、皆さん計画的に板書を作ってくださいました。

やはり目につく失敗は、「何を表現したいがためにこの機能語を使うのか」の説明が十分でないことです。例えば、「V1辞+か V1ない+かのうちにV2」。これは、V1とV2がほとんど同時におこること、前件を付けることによってV2が起こった速さを表現し、V2の速さに驚く・呆れる、という機能の説明が部分的に脱落しました。

また、直前対策授業がどういうものか分からないため、普通の導入のようになってしまったりしました。文法導入と、問題集を使った確認作業は手順やポイントが違うため、戸惑いが出たようです。これは、目的を知ること、どのくらい、何について注目して説明するかが大事ですが、数回して頂くと慣れてくると思います。

帰りぎわに、お一人の先生が、「実践講座を受け始めて、今の学校の授業に対するモチベーションが高くなりました。でも、これを試してみようと意気込んだものが失敗し、落ち込むことがまだ多いです」と仰っていました。

諦めず、試し続けて欲しいです。どんな分野によらず、苦しい思いをしている時こそ、本当に向上に向かっている時だと、私は思うからです。

北野 幸子

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