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2007 / 05 の記事
日本人の働き方
新入生歓迎“学校の近くで楽しもう”
今日、授業が終わった1時すぎから、新入生と先生方総勢41名で出かけました。本校は、大阪の中心地にありながら、「ほっ」と一息つける景色のいい場所が、すぐ近くにあります。みんなでお弁当を持って、大川べりへ出かけました。帝国ホテル前の広場でゆっくりとお弁当を食べ、おしゃべりしました。日頃おとなしく、話すのが苦手なのかなと思っていた学生がびっくりするほど楽しそうにしゃべっています。
その後、造幣局博物館へ。博物館では、色々な国のコインが並んでいましたが、中でも学生に人気があったのは、金塊(16kg)に触れるコーナー、500円コイン100万円分の袋の重さを体感するコーナー、一億5000万円の小判・・・。興味津々でした。初夏の清々しさの中にも日差しは強く、思ったよりちょっぴり疲れました。また、行こうね。次は7月の全校遠足だ!!
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先輩・後輩
本校では、卒業生がよく帰ってきます。以前は生活や大学の提出課題の作り方の相談が多かったのですが、最近は就職が決まったという報告が増え、本当に嬉しいです。また、なかなか故郷へ帰れない中国などの学生にとってここは、小故郷のようです。「近くまできたから・・」とやって来て暫く雑談や近況報告して帰っていきます。
そして、卒業生と在校生の結びつきもとても強いです。卒業しても定期的にのぞきに来て、同郷の後輩を励ましたり参考書を貸してやったり・・。また、在校生も、頑張って有名大学へ入学した先輩たちをとても尊敬していて、よく言うことを聞きます。
大学受験の時期などは、後輩が自分の大学を受験しに来ると聞いた卒業生たちは、電話の声しか知らぬ後輩を朝早くから校門の前で待ちます。これは後輩にとって、この上ない励ましだと思います。
このような関係がこの先もずっと続いて欲しいと思います。
将来の夢
中上級クラスでは、ゴールデンウィーク前から、一人30分くらいずつ、大学進学のための個人面談を行っています。3,4年前までは、自分の夢を具体的に語ってくれる学生はあまりいなかったのですが、今年の学生は、「日本の大学で環境デザインの勉強をして、中国に帰国したあと、中国の国民に環境改善という考え方を紹介したい。」とか「日本の大学で観光学と経営学を学んで、日本人の素晴らしいホスピタリティーの精神を中国で活かしたい。」など、とてもしっかりした夢を語ってくれています。私たち教師にとって、この学生たちの夢の実現のためのお手伝いをさせてもらえる喜びが一番のやりがいかもしれません。
「さあ、みんな、志望大学合格に向けて、明日も日本語の勉強をがんばろうね!!」