日本人の働き方
日本事情の授業の中で、「日本人の働く時間は長いですね、今も世界一ですか」と聞いた学生がいます。
「いいえ、日本人の働き方は色々な特徴があり一言では言いにくいですが、全体としては年々短くなっていますよ。今はお隣の韓国よりずっと少ないんです」労働時間が長い順位を板書していくと、皆「ほんとですか」という反応です。
「過労死」という国際語まで生んだ日本のサラリーマンは、今も「猛烈な」印象が強いのでしょうか。過労死の他にも「サービス残業の改善策」「接待」など日本特有と思われる言葉を説明していると、韓国の学生が「私の国も今は日本とだいたい同じです」
中国から来た学生たちに、「皆さんの国の、帰りの通勤ラッシュは何時ごろですか」と聞くと、「五時過ぎから始まり、六時ごろじゃないですか・・」都市によっても違うでしょうが、羨ましい話です。
外国人に労働力を求め始めた日本。彼らの将来の選択肢となりつつあり、日本事情の時間は真剣味が違います。