人に説明するのは楽しい?
入学8カ月が過ぎて現在中級のクラスにいる学生たちは、毎日の授業の半分が出力作業なので文法などの導入を聞くときも真剣そのものです。先生に説明された文法や長文について、その後すぐに黒板の前に立って、例文を書いたり他の学生に文の要旨を説明しなければならないからです。
入学して三ヶ月目からこの練習が始まりましたが、初めのうちは絵や表を書くこともなく、単語を並べるだけだったり教科書を棒読みするだけでしたから聞いている学生は何の事やらさっぱり‥という有様でしたが、最近はすばやく表などを書き、手で示しながら聞き手の顔を見ながら話すようになってきました。
グループで発表するときも相談タイムは極力母語は使わないように色々な国の学生で1グループを編成します。それも教師の指示ではなく自発的にしています。また、韓国のプサンから来た男子学生は「プサンの男は武骨者」といいながら、中国の女子学生が言い間違えたりすると優しい気遣いでみんなの笑いに変えてしまいます。みんなが間違いを怖れず説明・発表ができるようになった功労者です。