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2013 / 09 の記事

初級文法導入後の確認

初級では、課ごとの文法を導入した後、絵カードや「みんなの日本語」なら練習BやCを使って定着の確認を行います。
  今日は、みんなの日本語16課を使い、教えた文型が理解できたかの確認を「どのようにするか」を実演していただきました。順番や道具をいろいろ工夫されていて個性的でした。確認することには、目的があります。文の形がわかっているか、動詞の変換はうまくできるか、時制などに注目できているか・・・。そして、完成文がちゃんと書けるか、きれいに話せるか、自由度の高い文が作れるか・・・などです。教育機関などによって、狙いは様々で、練習方法も書かせずに即答させるところもあるようです。
  私は、定着確認は、段階を追ってしっかりさせることと、失敗箇所を教師が見つけやすい状態にすることを重視しています。たとえば、絵カードを使って代入練習する場合で、代入する部分が「目的語+助詞+動詞」で動詞の変換がある場合、答える人は動詞に意識が集中してしまいます。学習歴が浅い頃や、定着が遅いクラスなどは、入れる部分も丁寧に確認して助詞の間違いなど(コロケーション)を繰り返しチェックするのも、教室ならではの確認作業と言えるのではないでしょうか。また、練習Bなどの練習の時もまず書いてから言わせると焦らず「言う」に集中できます。ちょっとの工夫で集中を高め、良い確認授業ができると思います。

初級聴解

初級講座第2回は聴解です。 課題として聴解問題とスクリプトのページを事前に配布して、それをもとに演習してもらいました。

以前通われていた養成講座では聴解(漢字も)の演習はしていないため、 準備で考えていてもイメージが湧かないとのことでした。
実際に演習してもらっても、聴解の授業をする時に、何が必要で必要ではないか、どう進めるか、など 改善個所が多くフィードバックが長くなってしまいましたが、「初級の聴解」の進め方や注意点等を含め、 どう授業をすべきかイメージができたのではないでしょうか。

初級開講~

初級講座が始まりました。
第1回の今日は漢字の講座でしたが、受講生3名のうち2名がお休みされていて1名のみ…。
(休講分は次回以降に振り替え受講していただけます)

「漢字の授業」は漢字の書き方や読み方を単に書いて教えるわけではありません。
簡単なようでいて実はなかなか難しいんです。
何を、どのように教えなければならないか、板書の使い方は?など、
講座の中で学んだことを実際の授業で活かしていただけたら嬉しいです。

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