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2013 / 06 の記事
漢字の授業
本日後半、午後は漢字の授業でした。
漢字は自学自習に負うところが大きい科目です。しかし、公式試験の難しさと、昨今の非漢字圏学習者の割合を考えると、授業で漢字を効果的に教えることで、ずいぶん読解などの苦痛が軽減されてくるはずだと私は思います。
本校の教師も日々、効果的な漢字教材開発に余念がありません。
漢字の成り立ち、書き順、運用、など様々な角度からチェックを入れ、板書の構成まで何度もやり直していただきました。今日の受講者は飛躍的に板書がうまくなっていました。お聞きすると、かなり練習を積んだということでした。
外国人の日本語学習者の漢字に対する苦手意識と苦痛を減らせる効果的な授業を実現したいと思います。
中級読解
今日は、中級の読解でした。課題は速読と精読。
速読で確認すること、質問はどんなものか、どんな条件下でするのか、時間はなど。精読は、何を確認するか、どんな質問をするのか。また、教師の範読や学生の音読は、どのタイミングが効果的かを考えていただきました。
読解が一番苦手、とおっしゃる先生は多いです。何が苦手意識を持たせているのでしょう。文の一番頭から、じっくり読み解いていかれると、「精読をした」という満足感があるのは教師だけ。学習者は「そこじゃなくて」と延々待ち続ける悲惨な授業になってしまいます。
今日は、中級の普段の読解にも公式試験にもよく使われる「論説文」を読解しましたが、文の構造をしっかり知ることだけでも、かなり授業改善の手がかりになった先生がいらっしゃいました。
「教科書を教える」ことに汲々とせず、「教科書で教えること」を考えてください。ヒントがいっぱいあるはずです。
ぜひ、学習者が生き生きと考え発言する活発な読解授業を展開していただきたいと思います。
初級総まとめ
初級、最終回。
今日は『みんなの日本語』の導入から練習までを通して演習。 前回講師の前で行い改善したものを、今回は外国人留学生の前でしてもらいました。
今までの講座で良くなった面が大きな部分から細かい部分まで色々見られました。 が、学生を前にしての授業で緊張していることもあってか、話し方など幾分前に戻ってしまっていたり、 また、誰が何を言ってくるか分からないので対応が難しかったり、と新たな課題も色々と…。
やはり実際の留学生を前にした演習を行うと、全然違うな、と改めて感じました。
留学生からの演習アンケートをもとに彼らも交えてフィードバックを行い、その後、要改善部分を再度演習。 直接留学生本人たちからの言葉で改めて気づかされたことは、今までで一番のフィードバックになったのではないでしょうか。