実践講座 作文添削と作文指導について
今日は、400字の意見文の作文を添削していただき、要点チェック、指導の仕方でした。
学習時間と国が違う二人の作文をまずチェックしていただきました。皆さんが消して書き直されたところは、概ね一致していました。しかし、文に合わない表現などをどこまで削って訂正するかに悩まれたようでした。
自動詞・他動詞の使い間違い、助詞の間違い、書きはじめと文末の不一致などの間違いは、遠慮せずしっかり訂正したいものです。また、学習時間が多く、論理がしっかりしているのに、文末が弱い場合、表現が適切でない場合も遠慮せず、ばっさり切ってより良い文を提示すべきだと思います。
今日の教材に使った学生の作文はどれも論理構成が比較的しっかりしているものだったので、主に文法的間違いの訂正に終始しましたが、学生の作文の中には論が立っていないものがあります。そこで、添削からいったん離れ、構成を先に指導して、その形に書かせる方法をお話ししました。初級作文の書かせ方、日本語能力試験の作文、入試の小論文、研究計画などにも触れました。