上級読解の技術と実践
今日は、上級の学習者に読解をどう教えればいいか、考えていただきました。
一口に日本語の上級学習者と言っても、ニーズは様々でしょう。進学のための公式試験で高得点を取りたいとか、文献を読みこなす高度な読解技術をとか。悩みもそれぞれで漢字圏以外からの学生は漢字が読解の障害になっているとか・・・。
そこで、今日は日本語学校の多国籍クラスで上級者15名に教えるという設定で進めてみました。文中の漢字の読みや語彙・文法を読解に組み込む場合の順番やタイミング、構造的な流れとテーマの関係、トピックの基礎知識の重要性などについて説明を入れた後で、あらかじめ考えてきた進め方を改善していただきました。
次回は、実際に学生たちの前での演習です。きっといい読解授業をしていただけると思います。