上級 作文添削
今日は、実際に学生が書いた作文の訂正をしていただきました。
二つ課題の違う作文を添削していただきました。どちらも上級の学生のものですが、典型的な間違いが入っているものです。
学習者の方々は、添削をしたことがないということでしたが、以前に論説文の構造などをこちらで学習済みだったので、構造的な添削のポイントはしっかりつかんでおられました。
質問されたこととして、皆さんおっしゃるのが、削ったり足したりしてどの程度完璧な日本語文に近づけていくか、でした。苦労して書いているものをどう直せば「やる気」を削がず、次はそのポイントが上達するかということです。私は、学生のモチベーションを考えられるのは良い教師の条件だと思います。皆さんがここで学習するたびに着目点が変わっていくように感じています。
そこで、例えば、漢字圏以外の学生が一所懸命書いた漢字が間違っている、ストラテジーを駆使して専門的な言葉の代わりの説明を書いているが、実はまさにふさわしい表現があるという場合の訂正方法なども詳しくご説明しました。