ディベートはおもしろい
今日、中級クラスでディベートをしました。中国の大学で教えていらっしゃる先生をお招きして「フリーター」についてやってみました。
この先生は、私が頻繁に情報交換して助け合っている若い先生で、とても意欲的に教え方を研究なさっています。頼る人も無い中国で毎日真剣に学生に向かう先生の姿を見て、若武者のようだなと思います。
ディベートは始めての学生も多く、作業メモを作るのに思った以上に時間が掛かってしまいましたが、驚くほど「ディベートらしい」ディベートになりました。
今までのフリーのディスカッションでは、自分の考えを言えばよかったのが、今日は賛成・反対の立場を先生に指定されたり、ディベートの後に審判がジャッジするという決まりがあったので、学生たちは真剣そのもの。
少しでも審判にアピールできるよう、難しい反論のための文型を使ったり、立場や視点を変えて説明したりと善戦しました。
外国語では、何かを適切に伝えるだけでも難しいものです。不十分な日本語でも相手を納得させて勝つという方法を、自身の中から編み出した学生たち。今日のディベートでちょっとだけ新しい段階に進んだように思いました。