会話の中の表現
会話の中の表現 1
会話の中の < ア > には、下の選択肢のどれが適当だと思いますか?
客 「先日注文した本20冊、15日到着ということでしたが、少し急ぐんですが…」
書店 「申し訳ございません。先日ご説明したとおり、こちらに在庫がありませんので、
東京 と 北海道の支店から送らせる準備をしています。15日でもぎりぎりかと・・・」
客 「ええ、でも、 < ア > 」
書店 「そうおっしゃられても、このところの吹雪で飛行機も遅れがちですので・・・」
< ア >
1.それでなにか・・・
2.それはどうか・・・
3.そこをなんとか・・・
4.そんなこんなで・・・
正解・解説は↓
≪正解≫
正解は 3.「そこをなんとか・・・」です。
≪解説≫
「そこをなんとか」は相手が無理だ(ダメだ)と返事していることに対して、「それでもお願いします」という時に使います。
1. は、相手が訊ねたことが、その通りであるが、どうして相手がそれを知っているのか、それが相手とどんな関係があるのか不審に感じるとき使います。たとえば、
「もしもし。娘さんは今年二十歳を迎えられますね」
「ええ。それでなにか?…というか、あなた、どなたですか」
2.は頼まれたり、聞かれたりしたとき、はっきりOKしたり答えられないとき使います。それはどうか(わかりません/今お答えできません)ということです。
4. は色々な事が一度に起こり大変だったという事情を説明する時に使います。たとえば、
「結婚式の後、すぐアメリカ出張だったんですってね。その後も奥様が入院されたり…、 大変でしたね」
「ええ、そんなこんなで、すっかりご挨拶に来るのが遅くなりました。すみません」
これは全部、日本人が場面に応じて習慣的につかう言い方です。覚えましょう。