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文末表現

これはどちらも、長い文の文末や段落末の文です。です。どんなとき、どちらを使うでしょうか。自分で作文する時、使い分けができていますか?

 1.      人々の気持ちは変わる。

 2.      人々の気持ちは変わった。

            解説は↓

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≪ 解説 ≫
中級以上の学生は、この二つの表現の違いは分かりますね。

1 は、社会一般に、いつでも、どんな所でもおこること。くりかえすこと。

2 は、すでに起こった一回の事実の説明です。

分かっているつもりでも、作文を書くときにきちんと使い分けるのは難しく、繰り返し間違えている人も多いと思います。
もう少し長い文で見てみましょう。

1.  タレントでも、政党でも、人気や支持を持続するのは本当に難しい。いつの時代も、どんな国でもそうだ。人々の気持ちは変わる。

 2.「事業仕分け」のテレビ中継を見た国民は、政局は民主党が打開してくれると期待した。しかし、一連の金銭疑惑に始まる民主党の失態に人々の気持ちは変わった。その後、民主党は参議院選挙で惨敗したのである。

日本語は後ろが大切。意見なのか、事実なのか、予想なのか…など文の最後の表現によって書き分ける技術が必要です。

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