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2007 / 05 の記事

日本人の働き方

 日本事情の授業の中で、「日本人の働く時間は長いですね、今も世界一ですか」と聞いた学生がいます。
 「いいえ、日本人の働き方は色々な特徴があり一言では言いにくいですが、全体としては年々短くなっていますよ。今はお隣の韓国よりずっと少ないんです」労働時間が長い順位を板書していくと、皆「ほんとですか」という反応です。
 「過労死」という国際語まで生んだ日本のサラリーマンは、今も「猛烈な」印象が強いのでしょうか。過労死の他にも「サービス残業の改善策」「接待」など日本特有と思われる言葉を説明していると、韓国の学生が「私の国も今は日本とだいたい同じです」
 中国から来た学生たちに、「皆さんの国の、帰りの通勤ラッシュは何時ごろですか」と聞くと、「五時過ぎから始まり、六時ごろじゃないですか・・」都市によっても違うでしょうが、羨ましい話です。
 外国人に労働力を求め始めた日本。彼らの将来の選択肢となりつつあり、日本事情の時間は真剣味が違います。

新入生歓迎“学校の近くで楽しもう”

散策1 散策2

 今日、授業が終わった1時すぎから、新入生と先生方総勢41名で出かけました。本校は、大阪の中心地にありながら、「ほっ」と一息つける景色のいい場所が、すぐ近くにあります。みんなでお弁当を持って、大川べりへ出かけました。帝国ホテル前の広場でゆっくりとお弁当を食べ、おしゃべりしました。日頃おとなしく、話すのが苦手なのかなと思っていた学生がびっくりするほど楽しそうにしゃべっています。
 その後、造幣局博物館へ。博物館では、色々な国のコインが並んでいましたが、中でも学生に人気があったのは、金塊(16kg)に触れるコーナー、500円コイン100万円分の袋の重さを体感するコーナー、一億5000万円の小判・・・。興味津々でした。初夏の清々しさの中にも日差しは強く、思ったよりちょっぴり疲れました。また、行こうね。次は7月の全校遠足だ!! 

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先輩・後輩

 本校では、卒業生がよく帰ってきます。以前は生活や大学の提出課題の作り方の相談が多かったのですが、最近は就職が決まったという報告が増え、本当に嬉しいです。また、なかなか故郷へ帰れない中国などの学生にとってここは、小故郷のようです。「近くまできたから・・」とやって来て暫く雑談や近況報告して帰っていきます。
 そして、卒業生と在校生の結びつきもとても強いです。卒業しても定期的にのぞきに来て、同郷の後輩を励ましたり参考書を貸してやったり・・。また、在校生も、頑張って有名大学へ入学した先輩たちをとても尊敬していて、よく言うことを聞きます。
大学受験の時期などは、後輩が自分の大学を受験しに来ると聞いた卒業生たちは、電話の声しか知らぬ後輩を朝早くから校門の前で待ちます。これは後輩にとって、この上ない励ましだと思います。
このような関係がこの先もずっと続いて欲しいと思います。

将来の夢

 中上級クラスでは、ゴールデンウィーク前から、一人30分くらいずつ、大学進学のための個人面談を行っています。3,4年前までは、自分の夢を具体的に語ってくれる学生はあまりいなかったのですが、今年の学生は、「日本の大学で環境デザインの勉強をして、中国に帰国したあと、中国の国民に環境改善という考え方を紹介したい。」とか「日本の大学で観光学と経営学を学んで、日本人の素晴らしいホスピタリティーの精神を中国で活かしたい。」など、とてもしっかりした夢を語ってくれています。
 私たち教師にとって、この学生たちの夢の実現のためのお手伝いをさせてもらえる喜びが一番のやりがいかもしれません。
「さあ、みんな、志望大学合格に向けて、明日も日本語の勉強をがんばろうね!!」

入学一ヶ月

 4月に入学した新しい学生が、日本の生活一ヶ月目を迎えようとしています。
ゴールデンウィークはどこか行きましたか、と訊ねても多くの学生が「どこも行きませんでした」と教科書の通りに答えていました。
 中国からの学生はなかなか帰国できないので、毎年5月はホームシック気味の人も増えますが、今年はなぜか結構元気なようです。
 韓国からの学生は、早くもこの連休に帰って来たと言っていました。寮に残った学生が一週間でちょっと太ったようなので、彼のお腹をつっついて「日本の食べ物、美味しいですか」と聞いたら「連休は寮で毎日1人、ビールを飲んでいましたから」
帰った学生も「私も国で毎日ビールを飲んでいましたよ」・・。みんなお休みはビールなんですね。私もそうでした。
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