過去の記事
2011 / 10 の記事
最後の初級講座
実践講座6回目、今日は今までの初級のまとめが中心。
前回、実習した後に自分の授業内容についてチェックシートで
教え方や学生対応、板書内容、発話など点数をつけてもらいました。
講師も実習についてチェックをつけており、それらを突き合わせて
最後のチェックをしました。
以前の課題箇所はだいぶ改善しているので、自分ではまだ気付いていない部分
をチェックシートで気付いてもらい、あと一歩を乗り越えてもらおう、と。
実習をフィードバックし再度やってもらうのもまず必要ですが、
この段階では、自分の実習を振り返ってチェックしてもらい、
そこに対して一緒に考えながらフィードバックしていく、という
今回のやり方のほうが、より効果的だと感じました。
その後、中級に入りウェートを占めてくる留学試験・能力試験の対策授業について 講義をしました。
特に能力試験の文法中心に、初級とはどう教え方が違ってくるか、
何をどう教えるか、学生が知りたいのはどこか、などなどの話を。
普通、養成講座では試験対策授業に対する講義や実習などほとんどやっていない
ようですが、留学生にとってとても大切になってくる部分なので、
しっかり教えられるように、力を入れたいと思ってけっこう時間を遣って
教えたり実習してもらったりするつもりです。
実践講座5日目
今日も、教室での技術向上に余念がない受講者の皆さん。
今日は、板書の効果的な組み立て方や、指示のタイミングや出し方、指名のしかた、学生を待たせない展開についての質問がたくさん出されました。
皆さん、板書が本当にうまくなったと思いました。消すことなく、学生(役の日本人講師)に答えさせながらどんどんと必要な要素を組み入れて板書を作っていく態度にも余裕が見られました。
でも、もうすぐ完全に導入の板書が仕上がる!!と思った直後、黒板の「視覚緊張エリア」に、なぜかフキダシ付きの絵が・・・・・そして、即座にダメ出しが。
今日は、そんな失敗にも笑顔が出ました。
確実な進歩に喜びを感じています。
講座4日目 今日も実習
前回、授業のはじめから終わりまで4時間通しの実習を行い
その後のフィードバックで色々な問題点や課題が出てきたので、
今日はその部分を直してたもので再度、講師を前に実習。
次々と進むのではなく、改善しなければならないところをできるまで
繰り返し、できるようにしていくほうが、必ず自身の成長に結びつくはず。
一人3~40分で『みんなの日本語』導入~練習ぐらいまでをしてもらいました。
やはり教える内容はもとより、教え方や動き、表情などできるようになってきています。
ただ、1つできるようになったら新しい課題が更に出て…。
それでも、今の段階で自分の課題が分かって、少しずつでもクリアできていければ、
きっとどんどん伸びていくと思います。
自分のやり方や授業に慣れてしまってからでは遅いので。
今日はそれともう一つ、『みんなの日本語』各文型のポイントはどこか、
学生はどこが分からないか、について考えてもらいました。
各課のポイントもそうですが、学生がどの部分がつまずきやすいか、
分からないかなどは特に経験がものをいう部分が多いです。
でも、そのような大切な部分に気づいて掴んでもらう講座でもあるので、
数課分考えてもらい、答え合わせ。
やはり難しそうで、頭を悩ませてばかりでしたが、
「あ~、確かに」など納得する場面も多く、こちらも手ごたえを感じました。
1回要領がつかめれば他の課でも応用できるはずなので、
他の課でも自分で気付き、指摘できるようになれるのではないかと思っています。
やることも多く、質問もたくさんだったので、今日も1時間以上延長…
やはりみなさん頭がパンパンのようでした。
第3回目
実践講座の第3回を担当しました。
読解や聴解教材の使い方、ノンバーバルコミュニケーションの実際、漢字の導入の仕方を
三人の受講生の方たちと考えながら、進めました。新しい発見がたくさんあったようで、三人とも目がきらきら・・・
教師10年の私もあらためて日頃の授業の振り返りができたような気がします。
これからもがんばって受講してください。
実習初日!
実践講座2回目
実習日初日
教室に入ったら、受講生はガチガチに緊張…。
演習は『みんなの日本語』中心ですが、一部分をするだけでは
全く授業で役に立ちません。
なので、1日分の教案を組んで、1日の流れを考えながら演習してもらいました。
実際の授業の1限初めから前回の復習、文型導入、練習、と
4時間分全部とはいきませんが、要所要所それぞれ見ていきました。
文型の導入や練習の方法もそうですが、それ以前に変えていかなければならない
部分が色々と出てきました。
養成講座で演習の授業をしているはずなのに…、という所がたくさん。
フィードバックでとても熱心に聞いていて、質問も多くあったので、
一つずつ改善していって、これからの伸びに期待しています。
2時間の講座ですが、気付いたら結局今日も1時間延長…。
受講生も時計を見てビックリ、という感じでした。