誤文訂正
これは実際に学生が作った短文ですが、間違いがあります。
なんとなく変だな、と思いませんか。
どこがどう間違っているか、考えてください。
『 わたしは研究室のドアを開けたとき、知らない男は立っていた。 』
解答・解説は↓
読解問題
次の文章で筆者が最も言いたいことはどれですか。
教育という字は、「教」と「育」に分けることができる。そして、興味深いことは、育という語は、育てる、育つ、と他動詞にも自動詞にも用いられることである。
教育ということには、教育する側と、教育される側とがあり、教育する方から考えると、やはり自分が「教える」という行為に重点がおかれ、その後で、「育てる」ということが考えられるが、「育つ」となると、これはその本人の自発的な働きであるから、教育とは関係がない、あるいは考慮の外にある、ということになりがちである。
しかし、教育ということを深く考えるならば、そのベースに、教育される側に潜在している自ら「育つ」力ということを無視することはできないのではないだろうか。
(河合隼雄 『子どもと学校』 岩波書店)
1. 教育するときは「教えること」と「育てる」ことを分けて考えるべきだ。
2. 教育とは「教える」ことであり、「教える」ことに重点を置くべきだ。
3. 教育するうえでは「教える」ことより「育てる」ことに重点を置くべきだ。
4. 教育を考えるときは、教育される側の「育つ」力を無視することはできない。
解答解説は↓↓
日本語問題と解説
次の文章は、海水について述べています。この文章のすぐあとに続く内容として、もっとも適当なものはどれですか。
海水は塩分を含んでいるが、その濃度は深さによって異なっている。表面に近いほど太陽光によって蒸発するから塩分濃度が高く、深くなるにつれて塩分濃度が低くなっている。ところが、塩分濃度が高いほど海水の*比重は高くなるので表面水は沈んでいくはずだが、そうはならない。太陽光が当たる表面ほど温度が高く、海面下に行くにつれて温度が下がっているためである。水の比重は温度が高いほど小さく、塩分濃度が高いことによる比重の増大効果を上回っているのだ。
(池内了『私のエネルギー論』文藝春秋)
*比重 : 一定の量の水(4℃)の重さを1としたとき、同じ量の物質の重さがどれだけになるかを示す数値。
1. 海水の比重は、表層より深層の方が大きいので対流が起こる。
2. 海水の比重は、表層より深層の方が小さいので対流が起こる。
3. 海水の比重は、表層より深層の方が大きいので対流は起こらない。
4. 海水の比重は、表層より深層の方が小さいので対流は起こらない。
解答解説は↓↓
日本留学試験 記述問題解答
昨日行われた、日本留学試験(EJU)の記述問題の解答例です。
ただし、問題文は、学生から聞き取り調査ですので、100%正確ではない可能性があります。(ソフトの都合で、段落が表示できていません)