日本語学校 学校法人 岡学園 大阪文化国際学校

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初級聴解練習

 今日は初級の聴解練習。「みんなの日本語」の「聴解タスク25」をどのように実施するかでした。
 この「聴解タスク25」は本冊の文法項目に対応しています。今日参加の方は、本冊の文法項目を踏まえて解説できていました。スピードも語彙コントロールも悩んだと仰る割にちょうどいい感じになっていて上手だな、という印象です。
 ただ、質問の仕方や指名の仕方、シート内容を確認させるタイミングと長さ、など改善すべき点もありました。
 聴解は特にですが、分かった!!という学生から答えがちです。気を付けていないと、答えているのは同じ人ばかりということになってしまいます。
 また、学生の能力にもよりますが、丁寧すぎる解説は、時に聴解の練習の妨げになることも注意すべき点です。

初級開講しました~。心新たに。

実践講座、初級の講座が始まりました。第1回目は「漢字」です。 養成講座で一通りしているはずなので、まず実習していただく範囲を課題として出していたのですが…、 漢字の授業はしっかりやったことがないとのことで、イメージがわかず頭を悩ませていました。

そして実習。やはり、というか改善個所がいくつも。だんだん受講生の方も声が小さくなっていって、申し訳ないな、と思いもしましたが 教壇に立つ上はしっかり技術を身に付けてほしいので細かくフィードバックしていきました。
養成講座の実習で勉強したことは大切なことも多いのですが、自分が教える時の経験上、実際に教壇に立ち学生に教える時に「それでは…」という部分も 多いように感じます。 自分が今まで教えてきた経験から、即戦力が付けられるよう、有意義な講座にしていきたい、と改めて思いました。

留学生を前にして…

講座3日目(初級第5回) 前回、講師の前でやってもらった『みんなの日本語』の導入~練習の部分を、 フィードバックを活かして、実際の留学生に授業。

受講生が1名、ということで始めの導入部から実際の授業の流れ通りにしてもらうことができました。 (ただ、他の人の授業を見てフィードバックを一緒に受けるのもとても役に立つのに1人だとそれができない、というデメリットも) 前に見て気になった点はだいぶ改善が見られましたが、学生を前、実際のように授業するとまた違った問題点が色々と見えてきました。 その点を、今回の講座中に録画していたビデオを見ながら、また、学生に話を聞いたり、書いてもらったアンケートを見ながら フィードバックしていきました。

自分の教えている姿を見るのもそうですが、実際に留学生から良かった点や改善点を聞いて、自分で教えていた時には気付かなかった ことが色々と見えてきていたようです。

日本語教師実践講座 初級条件形の導入

 今日は、次回の「学習者を前にした実戦」に備えて、教案の内容確認、板書計画、教えるポイントです。
 初級の授業のポイントとして、文型積み上げ方式の場合は必ず既習の似た文型を初めに導入することは大切です。また、既習のものと何がちがうか、どんな場面・気持ちで使うかなどがとても大切です。みんなの日本語を教える先生は、どうしてもその課の新しい動詞活用に目が行きがちです。もちろんそこも非常に重要ですが、どちらかと言えば教科書や参考書でも学べる部分です。教室で先生が教えたいのは、構文の変えてはいけない部分と代入できるものの関係、使う場面イメージや文末の規則と例外、用言の主語など学習者が本で学びにくいことだと思います。また、練習Aに並んでいないもので重要な文型が前ページの例文にありますし、会話のページには助詞の決まった運用や副詞も出ています。
 まず、手引書よりも、教える課全体を何回も読んでみることで、どう教えればいいかが見えてくると思います。

初級(途中から)開講

実践講座、初級コースが始まりました。コース途中からの開講なので、先の2回は繰り越しで、 5回目が終わって、次の初級コースの時になります。

本日は3回目の「練習法」の授業。 一度、養成講座のときに「実習」はしているはずなので、どんな練習方法をされるのか期待半分不安半分だったのですが、 それでは定着も使うこともできないだろうなぁ、という練習方法をされていて、フィードバックのしがいがありました。 でも、それもそのはず。伺ったら、養成講座でした実習は、文型の導入(それも一部)がメインで、 後の練習はちゃんとしていない、とのこと。 導入はもちろん大切なのですが、どう練習するか、で勉強したことが使えるか使えないかが決まるので、とても大切なのですが…。

ということで、今日は、今まで自分が教えてきて、どうしたらしっかり使えるようになるか、それも楽しく学びながら、 という練習方法を、経験をまじえてお伝えしていきました。 たくさんのことを言ってしまったので、たぶん一度だけでは頭(と体)に入らないと思いますが、 それはこれから2回の文型「実習」で実際に使いながら覚えていけのでは、と期待しています。

中級補講

今日は先月中級読解の講座を休んだ受講生の方がいて、その振り替えの授業をしました。 していただく内容は普段のものと同じでしたが、1対1での授業だったので色々と質問を受けたり話したりしながらできました。

そのため読解から少し外れたところにもいってしまいましたが…、学んだことを活かして中級を上手に、楽しみながら教えられるように なってもらえたら、とても嬉しいです。

初級・中級講座の第5回

最終日の今日は、それぞれのレベルの留学生に教える教壇実習。 講座前はガチガチに緊張していましたが…、 前回の講座で同じ部分の実習とフィードバックを行っているので、実際にやっているときは余裕を持っているように見えました。

まだまだ文法項目に対する理解が甘かったり、適切な例文が作れなかったり、など問題点も結構ありますが、 授業の進め方や内容もだいぶ改善が見られました。

教壇演習後は受講生の授業を受けた学生を交えてのフィードバック。学生には授業についてのアンケートもとりましたが、受講生の授業について どう思ったか、どうしたらもっと分かりやすく、楽しくなるか、など直接話し合いの時間を持ちました。 実際の留学生だけあって、見るところはしっかり見ていて、もしかしたら講師がフィードバックするよりも 勉強になったのではないでしょうか。

少人数の講座で1人1人の実習時間が長くとれ、内容だけでなく授業の流れも見ていくことができました。 次回は上級の講座が始まります。初級・中級とはまた違った難しさがある上級。しっかり伝授していきたいと思います。

実戦前の模擬演習

実践講座4回目

今日は、次回に控える留学生相手の実習の模擬演習でした。 初級は『みんなの日本語』の導入~練習を通して演習してもらいました。導入というのがいまいちピンと来ていないのか、ちょっとそれでは…、な感じで、練習もテキストや指示を十分活かしていなかったり、でしたが、 フィードバックの時は納得しながら聞いたり発言したりていたので、次週に期待大です。

中級では「日本留学試験」の読解解説と「日本語能力試験」の文法導入および試験問題解説をしてもらいました。 どう進めて行ったら分かりやすいか、や、教える上でポイントがいくつもありますが、それらの足らない部分をフィードバックで足していきました。伝えたいことがたくさんありすぎて早足になってしまいましたが…。 今日の実習では、初級中級両方受講している受講生は初級文型導入のフィードバックをすぐに活かし、上手に導入をしていました。

今回のフィードバックで得られたことを活かして、次回は留学生の前で楽しく、わかりやすい授業をしてもらえたら、と思います。

初級文法導入後の練習、中級読解

 ①今日は、初級「みんなの日本語」の教科書の中の文型を導入した後の練習展開について、「どう練習するか」の実演をしていただきました。また、各課の「会話」のページをどんな展開にするかも考えて頂きました。
 いくつか、気付いた点がありました。

 動詞の変化を十分練習した後、練習Bの答えを言わせて確認する練習。練習Bには動詞だけを変化させればいいものもありますが、絵を見てそれを文型を使って表現できるかは個人差もあります。まず、メモを作らせたり文にしてから言わせるようにしないと、器用な人とそうでない人で反応はずいぶん違うものです。そこに注意して頂くことにしました。
 また、前出の似た文型がある場合、例えは条件文「~と」の学習後に「~ば」を教える時、どんなことに注意すべきか説明しました。導入用の例文も「と」と「ば」は明らかに違うものを書くべきです。

 「会話」のページはどなたも、イントネーションのチェックに使っておれらました。実は、この「会話」のページに各課の文型の他にその課で一緒に入れるべき「副詞」や名詞・助詞・動詞の決まったパターンなどが織り込まれているため、そこも注意して頂きたいと思います。

②中級読解は、読解のポイントを説明し実演をしていただきました。ご自分で思った通りにしてください。という課題にどなたも「困った」そうです。学習者に「どう」確認すればいいか、考えてもいい方法が出てこなかったそうです。それでも、指示語の確認や「この文は誰の意見か」など出されていましたが、答えが出たあとの答えの根拠の確認が曖昧だったこと、全体を視覚的に板書したものの、すっきり整理されていないなど、やはり「困った」後にまだモヤッとしているのがわかりました。

 そこで、中級で扱われる文の種類別攻略法や着目すべき点をご説明したところ、どうにか「どんな手順で、何を聞けば文意が取れているか確認できる」が、分かったとのことでした。
 読解指導は本当に難しいものだと思います。今日分かって頂いたことだけでも非常におおきなことだと思います。

 

 

 

 

聴解・聴読解

本日は聴解・聴読解の実践授業です。
正解に導くための解説が目標です。聴解・聴読解で大切なのは、まず「何が問われているか」をしっかり把握することです。CDを途中で何度も止めすぎると話がつながらず、わからなくなります。正解を出すために、どこでCDを止めるかも大切です。「何が問われているか」を確認し、正解を出すためにどこを聞かなければならないのか、どの語彙や文がポイントかなどを教師がしっかり把握し、学生に解説します。また、学生が聞き取れているかを確認するためには学生に言わせる必要がありますが、今回は教師側が答えることが多かったです。これでは学生が聞けているか、理解できているかの判断ができないので、教師は答えを引き出せる質問を考え、学生に答えさせるという工夫が必要です。質問の形式も大切です。聴読解はみなさん、実際にグラフや図を板書し、わかりやすく解説をされていました。私たちは普段意識していませんが、目と耳の両方から情報を取っています。情報を耳だけで聞き取ると難しくなります。違う言語であればなおのことです。そのことを意識し、どのようにすれば学生が聞き取れるようになるのか工夫が必要だと思います。次回の聴解・聴読解の実践授業では、今回の反省点を踏まえ、ポイントを押さえた、簡潔な解説ができるようになっていればと思います。

 

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